そこまで目新しいものは無し!? マムサン的InterBEE2019レポート

2年ぶりにInterBEEへ顔を出してきました。
ポスプロ業界から引退して2年ですが、業界はどこまで進化したのか
※自分は映像畑の人なので音は割とちんぷんかんぷんです

Sonyへ続け、モジュール型LEDパネル

SonyがCrystalLEDパネルを出して驚いた一昨年
今年もSonyはブラッシュアップしたパネルを出展してました。つなぎ目は暗転しないとわからないレベル
輝度が高く、とてもきれいな映像です。
そんなソニーに続くように、小さなメーカーもモジュール型のLEDパネルを次々と出展してました。残念ながら質はソニーの圧勝なんですが、、、
おそらくその他メーカーは価格での勝負もあるでしょう

そんなLEDパネルを撮影の背景として使ってしまう面白い試み
映画オブリビオンでは背景をプロジェクターで投影して撮影していました。
LEDの輝度を利用してCGで言うIBLのような撮影をしてしまう試みですね
車の映り込みも走っていないのに関わらず再現できているので、映像だけ見るとなんとも不思議
あまりフォーカースをあわせてしまうとドット感が気になる以外はいい印象でした。
背景用意するのがまぁまぁ面倒でしょうけどね

おなじみのブラックマジックブース

今回はカラリストによるカラコレのセミナーも聞いてみました。(勉強会じゃないやつ)
今までカラコレはコントラスト決めてビネットつけるくらいしかやっていなかったですが、実務的な話はとても参考になる
ただ、扱ってる素材がRAW素材だったりで、個人ではまだまだ遠い世界の話かもですけどね

とてもダサいデザインなデジイチライクシネマカメラ
内容的には魅力ですが、RAW動画を扱うには周辺環境のグレードアップが必要なので、この価格以外にプラスオンなところが多数
シネマカメラの世界はいくら安くなっても、50万円スタートを考えないと大変ですね

こちらは勉強会のスペース
ここだけ場所が違うんですねぇ
お金ある企業はこっちでもバッチリ装飾するんだなぁ

ラージセンサー向けレンズラインナップの充実

ラージセンサー向けのレンズラインナップが各社から出ていました。
ZeissからはSupremeなんていうハイブランドみたいなシリーズが出ていたり
トレンド的にはキレイなフレアが出るようにコーティング調整したシリーズも各社から出ている感じでした。

第二のブラマジ現るか 中華メーカーの出展

一昨年あたりからAcebillなどの中国メーカーがどんどん見られるようになりました。
今年はなんとブラマジのマイクロカメラサイズのシネマカメラが中華メーカーから出展されてました。
サイズは小さいのにラージフォーマットで8kのモデルもあり、お値段は8kで60万とびっくりするくらい安い
カタログ性能的には14stopのダイナミックレンジを持っていたり、記録方法は謎だけどRAWで撮影できたりとなかなか
DJIなどの真面目系中華メーカーの台頭で中華アレルギーはだいぶ緩和されましたし、第二のブラマジを期待してもいいんじゃないでしょうか!?

以外におもしろいPAスピーカー

今回初めて入ったのがPAスピーカーのデモンストレーション
自宅シアターなどの構築をしているとPAスピーカー的な元気な鳴り方も気になるお年頃
デモンストレーションでは爆音で色々音楽流すので結構楽しい
今回試聴したのはBoseのArenaMatch

指向性の強いスピーカーを連ねて使用するアレイスピーカーですが、縦方向の指向性だけでなく、横方向の指向性も制御できるようにしたのがこのArenaMatchだそうです。
一通り試聴を終えて、実は音質的には不利なハイインピーダンスでの接続だったこと、オプションのサブウーハーも使っていなかったなど、実用面での最低限でもいい音を再生できるという素晴らしいデモンストレーション
逆に他メーカーのサブウーハーもあったり、ローインピーダンス接続での高音質再生も聞きたくなってきた
個人的にはAviciiが流れていたのに、誰もノらないのが展示会らしくて好きでした笑

Filed under: Audio, 撮影機材

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Comment *
Name *
Email *
Website

CAPTCHA